Androidスマホではmicro USBケーブルが主流でしたが、続々とUSB Type-Cケーブルにシフトチェンジしています。 今回は「これまでのケーブルといったい何が違うのか?」「これまでのケーブルでは何かダメな部分があったのか?」というところをチェックしていきましょう。 並べてみたところ。端子はUSB Type-Cの方がやや大きくなっています。microUSBと形状が異なるので、microUSBのスマホに差し込むことはできませんし、その逆も不可です。以前の機種を長く使用していた方はスマホに合わせてUSB Type-C充電器の買い直しが必要になって戸惑われたかと思います。
なぜUSB Type-C充電器が登場したのか? そのメリットは?
「これまでどおり、microUSBケーブルでよかったんじゃない?」と思った方も多いと思います。たしかにmicroUSBほど、全世界中に普及したケーブルも稀有な存在。小型ですし、価格も安くて、データも電力も送れるmicroUSBケーブルも万能です。 しかし、それも以前の話。 現在は世界的にUSB Type-Cの標準化が進んでいます。 理由としては、USB Type-Cの持つ規格上のポテンシャル。最大10Gbps(注:Thunderbolt 3対応機器では最大40Gbps)の次世代の転送規格に対応し、大容量データと最大20V×5Aの大電力を供給できるUSB Type-Cは、それ1本でさまざまな用途に利用できるのです。実際、USB Type-Cを採用したパソコンも増加の傾向をたどっていきました。 事実、USB Type-Cの登場後に発売されたAppleのMacBook Proシリーズなどでは過去のポートを全て廃止し、USB Type-Cポートのみにするといった思い切りも見せました。(iPhoneもUSB Type Cに対応するといいのですが。) このように、USB Type-Cはデジタル機器の新たなる標準規格として登場したケーブルであり、当然microUSBよりも優れた性能を持つケーブルなのです。登場当時、スマホにとっては高速・大電力を転送できるという特徴はオーバースペック気味でした。しかし、スマホの性能も年々向上したことから、USB Type-Cならではの高解像度の画面出力やさらに高速になった急速充電なども利用できるようになっています。 端子のイン・アウト形状が同じなので、1本のUSBケーブルだけで全ての機器に接続できるのも利点。またスマホに向いている点としては、リバーシブル形状で上下問わず接続できるのもメリットですね。ベッドサイド、車内といった暗がりの中でも間違えずに接続できますよ。
なぜUSB Type-C充電器にしちゃったの? デメリットもあった
USB Type-C最高! ステキすぎ! 最強じゃん! って確かにスペックだけ見ればそうなのですが、デメリットがないわけではありません。登場時にもっとも深刻に懸念されていた点が、ケーブルの普及率でした。対応機器が続々と登場した今、100円ショップでも気軽に購入できるようになりましたが、以前は価格も高くレアな存在でした。 ケーブルの貸し借りが気軽には行なえなかったり、モバイルバッテリーなどもUSB Type-C対応製品を探す必要があったのです。まぁ、規格上は「USB3.1」の延長なので、「USB Type-CーUSB A」ケーブルや変換コネクタ類もあったのですが、持ち歩くと荷物にるという弊害がありました。 ※2019年9月、編集部追記 最近ではUSB Type-C充電器の小型化が進んでおり、急速充電も対応で持ち運びも楽なものが普及しはじめています。今までのスマホはmicroUSB対応だったけど、新しいスマホがType-C対応といった場合は、Type-C充電器周りのアクセサリーも合わせてチェックしてみてください。 USB Type-C対応スマホの最新機種情報をいくつかご紹介しましょう。
Google Pixel 3
Google謹製のスマホ、「Google Pixel 3」。AIを駆使したカメラ性能はとても評判がよく夜景モードは数あるスマホの中でも綺麗に撮影できると評判です。 カメラ性能はもちろんのこと、スペック性能やレスポンスもGoodでバッテリー持ちも良し。OSアップデート保障も2021年まであるのも魅力なポイント。 さらに、2019年5月に価格を抑えたGoogle Pixel 3aシリーズも発売されました。カメラ性能は変わらずでコストパフォーマンスが高い仕用となっています。
Galaxy S10
Galaxyの大人気Sシリーズの2019年最新機種「Galaxy S10 / S10+」。ディスプレイは「Infinity-O Display」を採用、画面のほとんどが有機ELディスプレイになり迫力のある画面に仕上がっています。 また、オクタコアのSnapdragon 855のチップセットを搭載し省電力性能の向上、スペックとしての性能も高いです。 カメラ性能も超広角カメラを搭載しており、この機能が撮影して楽しいカメラになっており魅力、画質ももちろん満足度の高いものになっています。
Xperia 1
ソニーの人気スマホ「Xperia」、早くからUSB Type-C対応し始めたAndroidスマホです。 2019年、最新のXepraシリーズになるXperia 1。ポイントはデザイン、21:9の超縦長ディスプレイを採用し、解像度は4K(3,840×1,644)見やすさは今夏でもトップクラス。縦長によって持ちやすい仕用に。さらに、人気の高かったパープルのカラーリングが復活しました。 スペック性能も大容量のメモリによって操作性が向上。カメラもトリプルレンズを採用、超広角レンズで味のある1枚も撮影できます。 例えば、よくあるUSB A端子に接続したいのであれば、「USB A-USB Type-C」というケーブルが必要です。ひとまずこれだけ持っていれば、パソコンやモバイルバッテリーとの接続は問題ないでしょう。 以前のmicroUSBケーブルを使いまわしたいのであれば、「USB Type-C-microUSB」の変換コネクタを備えておきましょう。これ1個を持ち歩いておけば、いざという時はmicroUSBケーブルを使って充電や同期することもできます。 なお、規格外のケーブル変換を使うと、機器の出力限界より大きな電流を流そうとして破損してしまう可能性があるという指摘もあります。ケーブルや変換コネクタ選びはレビューを参考に慎重に行ないましょう。 もちろん新たな規格のケーブルも登場するのでしょうが、今しばらくの間はスタンダードとして活躍してくれるでしょう。 ▼今回紹介した商品はこちら
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