今回は、このPHAB2 Proをハードウェアディテールを含めてレビューしてみたいと思います。 スペックは以下の通り。ご覧のように、オクタコアCPUやRAM4GBなど、スマホとしても申し分のない性能です。 注目は、6.4インチという広大な画面に2,560×1,440ドットという高解像度。スマホ1台で多くの作業をこなしたい人や動画を閲覧する人には適しているスペックになっています。 本モデルはファブレットなので、もちろん通話も可能。スマホとタブレットの2台を持ち歩くことを考えると、煩雑さや合計重量でアドバンテージがあると言えます。 本体の前面から見ていくと、左右のベゼルが狭額縁となっていて横幅はスリムな印象。厚みは極薄とまではいきませんがモッサリ感はありません。背面素材には使っているのはアルミニウム合金ユニボディ、充電端子はmicro USBを採用しています。 PHAB2 Proはメインカメラの他に、空間の奥行きを認識する深度カメラを搭載しています。 指紋センサーはカメラレンズの下、本体の背面にあります。
PHAB2 Proのサイズ感を比較
ディスプレイサイズが6.4インチのPHAB2 Proと5.2インチのGalaxy S7 Edgeを並べ、大きさを比較しました。ファブレットということだけあり、その大きさがよくわかりますね。 同サイズの端末だと、「Xperia Z Ultra」が挙げられます。 些細な点かもしれませんが、購入を検討している人が気になる点をいくつかピックアップしてみます。
ナビゲーションキー
ホームや戻るなどのナビゲーションキーですが、画面内に表示する仕様のAndroid端末が多くある中、本モデルはベゼルにタッチキーとして搭載しています。この仕様のメリットとしては、画面が広く使えること。アプリアイコンが画面下部ギリギリまで表示されています。 デメリットとしては、画面の回転にあわせてナビゲーションキーも画面下部に表示されないことです。ただ、これは、ナビゲーションキーは常に本体のベゼルに固定されている方が使いやすい場合もあるため、一概にデメリットとは言いきれません。
LED通知機能
通話やメールの着信があったことを報せてくれる通知LED。いちいち画面を表示させなくても、通知に気づけるメリットがあります。iPhoneなどはこの機能が非搭載なので、ガラケー時代からこの機能に慣れ親しんでいる人にとっては必要な機能と言えるでしょう。
サイズに対しての持ちやすさ
6.4インチの画面というとかなりの大きさを感じさせられますが、7インチクラスのタブレットのように片手で持つのは少々ツライというほどではありません。左右のベゼルが峡額縁になっているので、片手でのホールドは十分可能です。 ただし、本体の下側を持とうとすると上下のバランスが悪い状態になり、支えるのに手の力を必要とすることが考えられます。片手操作をするのであれば、背面にバンカーリングなどの装着をオススメします。 今回、作例を撮影していて気になったのが、ファインダー画面が大きいともの凄く撮影しやすいということ。特に画角を決める際には、小さい画面よりも断然良く感じました。 今回はTango対応アプリの一部をご紹介してみたいと思います。 Tango対応アプリは、「Tango」というゲートウェイアプリを経由して起動することができます。 まず、Tangoについてですが現時点では対応アプリの数がまだ少なく、日本語化されていないものもあるため、Tangoをヘビーに使うのは時期尚早というのが筆者の感想です。 ただ、エンターテインメントとしては面白く使用できるので話題には事欠かないと思います。 筆者としては、Tangoのことはさておき、モバイル端末としての出来映えは秀逸であるということを強くプッシュしたいです。指紋センサーや高解像度画面など、要所を押さえたスペックを搭載し、奇をてらわないシンプルな本体デザインは多くのシチュエーションで使用できることを意味しています。 問題はサイズ感ですが、6インチスマホを使用していて、もう少し画面が大きいと良いんだけど7インチはデカ過ぎる、というユーザー層にはピッタリなサイズ。 特に、このサイズ感のライバル機も見当たらないことから、大画面派の人は一考の価値がある端末と言えます。 次回はPHAB2 Proのガイド編をご紹介しますので併せて読んでください!