テレアポを手押しで一件一件かけるも、かけ間違えをしてしまったり、紙やエクセルで顧客データを管理していて不便に思っている方はまだたくさんいると思います。 CTIシステムを導入すれば、架電効率アップや顧客情報管理が楽になります。CTIシステムは業務効率化を図るには必要不可欠です。 コールセンターで10年以上勤務し、プレイヤーとマネージャーの両方を経験した観点から、CTIシステムのメリット・デメリットを解説するので、参考にしてください。 3分でわかる〜クラウド型CTIが選ばれる理由〜

CTIとは?わかりやすくお伝えします

CTIシステムとはComputer Telephony Integrationの頭文字を取ったもので、架電システムとデータ管理を担うコンピュータの2つを結びつけるシステムを指します。

CTIとは?わかりやすくお伝えしますインバウンド型・アウトバウンド型の違いとは?アウトバウンド型CTIシステムを導入する3つのメリット①アポインターのコールスキルの向上②コール件数あたりの成約率向上③翌稼働における成約効率の分析アウトバウンド型CTIシステム導入の際に気を付ける点①シニアの方は操作を覚えるのが大変②導入の際に1万円以上はコストがかかってしまうアウトバウンド型CTIを活用した成功事例クレーム対応に役立った事例コール数がアップした事例コストが削減できた事例リスト管理が楽になった例アウトバウンド型CTIシステムのピックアップ[PR]累計導入社数No.1※List Navigator. /株式会社Scene LiveCTIシステム比較代表的CTIシステム(アウトバウンド型)50音順まとめ

CTIシステムを導入することで、コールとデータ管理の効率が上がり、テレアポの成約率の向上が見込めます。 そんなCTIにはアウトバウンド型とインバウンド型の2種類あります。 参考:CTIとは?導入メリットや機能、成果を出すポイントを徹底解説

インバウンド型・アウトバウンド型の違いとは?

CTIにアウトバウンド型とインバウンド型が分かれるのは、テレアポにもインバウンド・アウトバウンド型の2種類あるためです。

インバウンド型のテレアポとは

コールセンターやサポートセンターにおいて、商品に対する問い合わせ、クレーム、質問などを受ける窓口の業務を指します。 自社からお客様に電話をかけることは基本ないため、着信分配や自動音声システムで業務効率を上げるインバウンド型CTIが適しています。

アウトバウンド型のテレアポとは

コールセンターや電話営業などで、自社からお客様に電話をかける業務を指します。(参考:新規顧客を獲得!業種・特徴別『テレアポ代行会社』オススメ15選)主に、営業やアポイント取り、展示会やセミナーの告知、アンケート調査などが目的になります。 いかに多くのアポイントを取れるかが勝負になってくるため、ワンクリック架電や顧客管理システムで架電効率を上げるアウトバウンド型CTIが適しています。 今回は、アウトバウンド型のCTIについてのメリットを解説します。

アウトバウンド型CTIシステムを導入する3つのメリット

コールセンターを効率良くマネジメントする上で、効率を上げる目的でCTIを導入することは非常に有効な一手と言えます。 筆者は、10年以上コールセンター業務をしている中で、CTIのないコールセンターにも入ったことがありますが、テレアポの業務効率は天と地の差がありました。 CTIの導入は有料ですが、1席あたりの効率を考えれば、費用以上にコストパフォーマンスが上回ることは間違いないと言えるでしょう。 そこで、CTIシステムに搭載している機能を例に3つのメリットをお伝えします。

①アポインターのコールスキルの向上

CTIシステムの録音機能を利用するとアポインターのスキル向上に繋がります。録音機能とはCTIを通してコールをした全案件が録音されていますので、後で聞き返すことができるものです。 責任者とスタッフが一緒にそれを聞き返すことで、声のトーンやトークの速度の改善、あるいは切り返しの指導等がスムーズにできるようになります。 基本的に自分が実際に話をしているのと、録音で聞くのとでは声の印象が違いますので、録音を聞きながら指導をした方が、いち早くスキルの向上が期待できます。 また最近では、録音機能だけでなくアポ獲得ができた営業トークをAIが分析・可視化してくれるCTIシステムもあります。社内への効率的なナレッジ共有が可能になるため、ぜひ参考にしてみてください。 参考:”アポが獲得できる電話営業”をAIが分析・可視化する「MiiTel」

②コール件数あたりの成約率向上

CTIを利用することで顧客の属性の管理や、それを元にリストの再構成も可能です。コール数に対しての成約率向上が期待できます。 例えばコールした先の店が個人商店か大企業か、また決裁者に繋がっているのか繋がっていないのか、また再コールは何日の何時にすればいいのかなど、すべて統一したコメントで登録できます。このように、顧客属性の管理が徹底してできます。 スタッフが次回にコールをする際には、顧客の情報をしっかり把握した上でコールができますので、成約の可能性がアップします。

③翌稼働における成約効率の分析

CTIを導入すると、コール数、成約数、再コール数等がすべて日・週・月単位で出すことが可能になります。時間あたりの数値も出せますので、個人ごとの成約率や稼働率の分析もできます。 さらに翌日、翌々日、1週間後など、日ごとに再コール数も割り出せますので、例えば、「再コール案件を直近でたくさん持っているAさんはここ1週間の成果は期待できる。一方、再コール案件がほとんどないBさんに対しては手を打つ必要がある」などの分析も可能になります。 時間帯ごとの成約率や接続率等の分析も簡単にできますので、コールセンター全体における翌稼働の戦略も的確に練ることができるのです。

分析で得られるもの

上記の分析はリアルタイムでできますので、効率の上がっていないスタッフを稼働の途中で指導することも可能です。 調子のいいスタッフがかけているリスト属性に、スタッフ全体を寄せてコールさせるといった戦略を迅速に打つこともできます。

アウトバウンド型CTIシステム導入の際に気を付ける点

CTIを導入する際には、気を付けなければいけない点があります。

①シニアの方は操作を覚えるのが大変

ご高齢の方は、パソコンを触ったことのない人も多くいます。CTIはパソコンの簡単な操作(文字を入力するなど)が前提になります。 ご高齢の方でパソコンに疎い方の場合、導入時にパソコンの操作を覚える必要があるので、慣れるのに時間がかかってしまう場合があります。 ご高齢の方が多いコールセンターの場合は、できるだけシンプルな操作のCTIシステムを導入し、シニア層も操作が覚えやすく、直ぐに慣れることができるでしょう。

②導入の際に1万円以上はコストがかかってしまう

安いものでも、やはり手掛けでテレアポしているのと比べてしまうと、システム利用費などのコストがかかってしまいます。

導入費用はとオンプレ型(設置型)とクラウド型で大きく違う

CTIにはオンプレ型(設置型)とクラウド型があります。 オンプレ型(設置型)は、連動させる電話やパソコンを設置している場所にCTIの機材を設置し、設定工事を行うことで導入します。 クラウド型は、インターネット上でログインすることで利用可能なのでネット環境があれば工事の必要がありません。

費用の相場

費用の相場は、オンプレ型(設置型)で初期費用がおよそ50万~300万円、保守費用などは月額で5,000円~20万円の範囲です。一方、クラウド型は初期費用が1万円未満、月額料金は数万円~が相場です。 CTIの機器を取り付けてシステムを構築するオンプレ型(設置型)とCTIシステムがインターネット上にあるクラウド型とは導入費用が大きく異なってきます。また、カスタマイズ対応できるものは、機能内容などで費用が高くなることもあります。 オリジナルの機能がほしい場合はオンプレ型(設置型)、基本機能で十分という方はクラウド型がおすすめです。 利用する際は、別途で通信料(電話代)もかかります。

アウトバウンド型CTIを活用した成功事例

CTIシステムと一言で言うのは簡単ですが、その内容は便利な機能がたくさん詰まっています。 そんな便利な機能を活用した成功事例を一部紹介します。

クレーム対応に役立った事例

アポインターに「すごいクレーマーさんがいるから助けてください。」とクレーム対応を求められた際の事例です。 アポインターとお客様の実際の会話を知るため、録音音声機能を使って会話を聞きなおしました。すると、アポインターの伝え方に多少問題があり、お客様が勘違いしていたことがわかりました。 すぐに電話してお話すると誤解が解け、以前よりも親密になり、結果、成約に結びつきました。 クレームをいうお客様にもちゃんと理由があります。必ずしも理不尽なクレームばかりではありません。コミュニケーションに問題があったと気づけたのも、もう一度会話を聞けたからでしょう。

コール数がアップした事例

CTIシステムを使う前は、手掛けで電話によって電話番号の押し間違いがありました。ワンクリックで発信する機能を使うことで、電話のかけ間違いは解消されました。 また、Excelでの手書き入力による顧客管理でもミスが頻繁に起こっており、アポインターのストレスとなっていました。 顧客管理タグ機能を使うことで、手書きで入力する必要がなくなり、ミスが減りました。さらに入力の手間、発信の際の手間が減ったことで、コール数が2.5倍アップしました。

コストが削減できた事例

以前、使っていたCTIシステムは通信料(電話代)が月額の固定費用でした。 CTIシステムを導入する前は、電話をかけると、かけた分だけ通信費用がかかっていましたが、CTIシステムを導入してから、約5分の1に費用を削減できました。 このCTIシステムの場合は通信料(電話代)が固定費で決まってますので、導入前はかけた件数によって毎月費用の変動がありましたが、経理上でも固定費で料金が決まっているのはとても助かりました。

リスト管理が楽になった例

顧客情報などのデータをエクセルに記入し、それを印刷して管理するのは手間のかかる作業です。 紙ベースで顧客情報を管理すると、すぐに探せずに「このお客さんの情報ってどこにあるの?」となりかねません。もしかしたら紛失することもありえます。 CTIシステムはデータの中ですべて管理しているので、「あのお客様を調べたい」というとき、すぐにお客様の名前や住所、電話番号などの情報を検索し閲覧できます。

アウトバウンド型CTIシステムのピックアップ[PR]

CTIシステム比較

今までCTIシステムのメリット・気を付ける点・成功事例をお伝えしてきました。そんなCTIシステムを50音順で紹介いたします。

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参考:おすすめのCTIシステム8選を比較!特徴や提供形態、実績などを簡潔に比較

代表的CTIシステム(アウトバウンド型)50音順

CTIシステムがたくさんあるため、どのCTIを選べばよいかわからない、という方も多くいると思います。 そんな時は、まず自社の業務に絶対に必要な機能をピックアップすることが大切です。コールセンターによっては必要のない機能もあるので、自社の業務に合ったものを選びましょう。 CTIには似たような機能のシステムもありますが、それぞれを比較し、使いやすさやコスト、他の機能との互換性などを考えて選ぶことが重要です。

まとめ

いかがでしたか? CTIシステムを導入した時のメリットは、「アポインターのコールスキルの向上」「コール件数あたりの成約率向上」「よく稼働における成約効率の分析」など、テレアポをする上で嬉しい効果ばかりですよね。 しかしながら、CTIシステムは、機能や導入費用などを、自社の商材やサービスや用途に合わせて検討したうえで導入することが大切です。 まだアナログなテレアポ管理をしているところはCTIシステムを導入してはいかがでしょうか? 3分でわかる〜クラウド型CTIが選ばれる理由〜

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