ウェブブラウザで使う画面は、パソコンで使うインターネットバンキング画面をスマホ用に調整したり、サービスによってはパソコン版の画面をそのまま表示したりしています。ブラウザで操作するのでボタン表示などが銀行独自のものではないので若干使いにくいかもしれません。 一方、銀行アプリはブラウザ機能にとらわれることなく画面機能が作られているので、ウェブブラウザで使うより使いやすいメリットがあります。しかし画面機能をゼロから作りこまないといけないので、ウェブより機能が少ない銀行がほとんどです。場合によってはアプリの中にウェブのリンクが仕込んであって機能によってはブラウザで画面を呼び出す作りをしているものもあります。 ウェブブラウザでも銀行アプリでも、スマホ一つで手軽に利用できることに変わりはありませんが、銀行アプリの方が使いやすいので、銀行アプリを中心に利用しつつ足りないサービスや機能はウェブブラウザで銀行サイトにアクセスして使う使い方がよいでしょう。

銀行アプリとウェブブラウザの違い(みずほ銀行の例)

〔みずほ銀行の銀行アプリ〕 アプリでは残高照会や登録先口座への振込といったよく使う機能が実装されている。 〔みずほ銀行のウェブサイト〕 定期預金や、投資信託という金融商品の購入などはウェブサイトでしか手続きできない

銀行アプリとウェブブラウザの違い(住信SBIネット銀行の例)

住信SBIネット銀行の場合は、銀行アプリとウェブサイトの見た目や機能がほぼ同じになるように作られている。 ・できること①:【残高照会】 今銀行口座にどのくらいのお金があるかを調べる機能です。(三菱東京UFJ銀行の例) ・できること②:【入出金明細照会】 過去にどのようなお金の出入りがあったかを調べる機能です。通帳と同じですね。 (三菱東京UFJ銀行の例) ・できること③:【振込】 他の人が持つ銀行口座に送金する機能です。通販の支払いなどでお世話になります。(住信SBIネット銀行の例) 振込(登録済)というのはあらかじめパソコンのインターネットバンキングで登録しておいた振込先への振込です。メガバンクといわれるみずほ、三菱東京UFJ、三井住友に加え、ネット銀行として有名な4行を比較対象にしました。住信SBIネット銀行のアプリ機能が一番充実しています。またジャパンネット銀行は残高照会専用のアプリのみ。みずほ銀行は、残高照会専用のアプリが別であります。ソニー銀行には今のところ銀行アプリはなくスマホ対応のウェブサイトだけです。 インターネットバンキングの契約者カードの例。(みずほ銀行の場合)ここに書かれているお客様番号と、申し込み時に入力したパスワードや秘密の言葉などを入力すればスマホでログインできます。 みずほ銀行のアプリでのログイン画面。お客様番号のほか、あらかじめ設定した秘密の質問にも回答してログインします。 三井住友銀行のアプリでは、口座番号を使ったログインも可能です。 住信SBIネット銀行では自分で設定したログインIDとパスワードを使います。 インターネットバンキングは銀行のウェブサイトから申し込みができます。申し込んだ覚えが無ければ各銀行のサイトから申し込みましょう。 また、下の図で紹介しているような機能もあります。もし不正に自分の口座からお金が引き出さされてしまっても、普通に使っていれば、銀行が被害額を補償してくれます。 普通に使っていれば・・・というのは、他人にログイン用のIDやパスワードを教えたり、パスワードを書いた紙や付せんをスマホやサイフなどに入れたりなど、他人が勝手に自分の口座にログインできる状態にしていない状態であれば大丈夫です。スマホバンキングというよりスマートフォンそのものの使い方に気を付けていれば大丈夫です。 もし万が一預金が引き出されてしまったとしても、引き出しや振込の場合はその都度メールを送ってくれる機能が銀行にありますので、発覚まで時間はかからないでしょう。 三井住友銀行ではスマホアプリで提供されているワンタイムパスワード(時間ごとにかわるパスワード)での認証ができます。 楽天銀行では取引の都度、メールで送信されるワンタイムパスワードを使います。 キーホルダー型のデバイスでワンタイムパスワードを発行する銀行もあります。(ジャパンネット銀行の例) 住信SBIネット銀行では、ログインの状態がいつもと違うと図のようなメッセージで警告してくれます。 振込をした場合にメールで連絡してくれますので、誰かが勝手に振り込んだとしてもすぐにわかります。(三菱東京UFJ銀行の例)

◎通勤中や出先で残高をサッと知りたいときや急いで振込場合はスマホで

スマホアプリが活躍するのは、残高と入出金に関する情報と操作です。外出先に限らず、家でもベッドの中で寝る前に残高を調べたいときや、待ちにまったボーナス支給日の朝に支給額がいくらなのか急いで調べたいときにスマホは役立ちます。 スマホバンキングが便利なのは、いつでもどこでも残高照会したり、振込したりできることです。寝ながらでスマホの画面が見られればOK。

◎家にいるときはパソコンが基本。大画面で情報収集しながら操作

やはりパソコンは情報収集の点で優れています。残高を確認したり、定期預金の情報を調べたりすると、たくさんの情報が手に入ります。 パソコンが使えるところなら、各銀行のインターネットバンキングにアクセスして操作したほうが、色々な情報が手に入るし画面も大きくて便利です。

◎ローンや金融商品など人生設計に関わるなら店舗に出向く

住信SBIネット銀行の場合はローンの申し込みまでアプリで出来てしまいますが、大きな額のお金を借りるときや、投資信託などの金融商品を購入したいときは窓口まで出向いて専門家に話を聞くのがよいでしょう。 ネット銀行であればコールセンターに電話するなどして銀行員に相談しましょう。その上で、スマホを使って、空いた時間にサッと申し込む使い方ができれば完璧ですね。 スマホで住宅ローンの申し込みができる住信SBIネット銀行。ネット銀行ながら窓口があるのでそこで相談したり、コールセンターで相談したりして借り入れのイメージがついたら、スマホで申し込むのが賢い使い方です。

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