ソフトバンク光を契約しているユーザーの中には、ドコモ光への乗り換えを検討している方もいらっしゃるかもしれません。 今回は、ソフトバンク光からドコモ光に乗り換えるメリットや注意点、具体的な乗り換え手順などを解説しています。 この記事を読めば、ソフトバンク光からドコモ光への乗り換えが不安なく行えます。 ▼この記事を読んでわかること ※記事中に記載の価格は特筆ない限り全て税込表記としています。 ▼ソフトバンク光からドコモ光へ乗り換えるメリット それぞれの内容を詳しく解説していきます。
➀ドコモユーザーならセット割が適用できる
ドコモユーザーは、ドコモ光と「ドコモ光セット割」が組めます。ドコモ光セット割の詳細は、以下のとおりです。 【ドコモ光セット割の詳細】 例えば家族でスマホを3台契約していれば、携帯電話料金が毎月3,300円安くなります。ドコモユーザーはソフトバンク光からドコモ光への乗り換えを積極的に検討してみましょう。
➁dポイントのプレゼント特典を受け取れる
ドコモは「dポイントプレゼント特典」を開催しており、ソフトバンク光からドコモ光に乗り換えると、dポイントが10,000または20,000ポイント受け取れます。 キャンペーンの詳細は、以下のとおりです。 【dポイントプレゼント特典の詳細】 ドコモ光1ギガの契約で10,000ポイント、ドコモ光10ギガの契約で20,000ポイントが還元されるほか、ドコモ光10ギガは毎月12ヶ月間1,600ポイントが追加で還元されます。 適用条件もドコモ光への通常の乗り換え+dポイント会員の登録のみで可能です。 受け取ったdポイントは、オンラインや街での実際の買い物、dマーケットなどに、1ポイント1円で利用できます。 ソフトバンク光からドコモ光へ乗り換えるだけで、10,000~30,000円前後の買い物が無料になるのは嬉しい特典です。 オプションなしでも現金15,000円キャッシュバック 事業者変更による乗り換えには、切り替え工事が発生しません。そのため、工事費や立ち合いなしで、気軽に乗り換えられます。 ただし、引越しと同時の事業者変更は、ドコモ光では行えません。引越しを控えている方は、事業者変更を行ってから引越すか、ソフトバンク光を解約して引越し先でドコモ光を新たに申し込みましょう。 ソフトバンク光からドコモ光への事業者変更は、以下の手順で行えます。 それぞれの手順の内容・注意点を詳しく解説していきます。
➀ソフトバンク光で事業者変更承諾番号を発行する
まずはソフトバンク光から、事業者変更承諾番号を取得します。事業者変更承諾番号とは、ソフトバンク光からの事業者変更に必要な15桁の番号です。 事業者変更承諾番号は、以下の電話窓口で取得できます。 ガイダンスに沿って「1 → 3 → 2 → 2」を押して、オペレーターとの通話に進んでください。 なお、事業者変更承諾番号の有効期限は、発行日も含め15日間です。発行後は早めに、ドコモ光への申し込みを済ませましょう。
➁ドコモ光で申し込む
事業者変更承諾番号を取得したら、ドコモ光の申し込みを行います。事業者変更承諾番号とともに、ソフトバンク光から事業者変更を行いたいと伝えましょう。 ドコモ光の申し込みには、公式以外にも代理店経由という方法があります。公式と代理店、どちらから申し込んでも、ドコモ光の品質には変わりありません。代理店の独自のキャンペーンが併用できるので、代理店経由のほうがお得に申し込めます。 またソフトバンク光のプロバイダは「Yahoo! BB」のみですが、ドコモ光のプロバイダは23社から好きなものが選べます。各プロバイダのサービスを比較したうえで、ご自分のこだわりにあったところを選択・申し込みしましょう。 おすすめの代理店は「ネットナビ」、プロバイダは「GMOとくとくBB」です。ネットナビは独自の20,000円キャッシュバックを行っており、GMOとくとくBBからは高性能ルーターが無料でレンタルできます。 ネットナビを経由してGMOとくとくBBでドコモ光を申し込めば、20,000円のキャッシュバック・高性能ルーターの無料レンタル・公式のdポイント還元と、3つの特典が併用できます。
➂自動的に切り替わる
事業者変更には切り替え工事がないため、申し込みだけで自動的にドコモ光への切り替えが完了します。切り替え前に「開通のご案内」が、切り替え後に申込書の控えが届くので、内容を確認しておきましょう。 なお、ドコモ光に切り替わった時点で、ソフトバンク光は自動的に解約になります。 ソフトバンク光に、あらためて解約の連絡をする必要はありません。
➃ドコモ光の機器設定を行う
ドコモ光に切り替わった後は、ルーター・パソコン・スマホなどの再設定が必要です。ドコモやプロバイダの案内に従って、機器の設定を行いましょう。
➄ソフトバンク光のレンタル機器を郵送する
ソフトバンク光から機器をレンタルしていた場合は、違約金が発生しないうちに早めに返却しましょう。 レンタル機器は解約の翌月20日までに、以下の住所へ返却が必要です。 ▼ソフトバンク光 レンタル機器の返送先 ▼ドコモ光への乗り換えにかかる費用 それぞれの内容と金額の目安を、詳しく解説していきます。
ソフトバンク光の工事費の残債
ソフトバンク光で開通工事を行った場合は、毎月の利用料金にあわせて、工事費を分割で払っている可能性があります。分割の途中でドコモ光に乗り換えると、残りの工事費は全て一括で支払わなければなりません。 ソフトバンク光の工事費は2,200〜26,400円前後であり、2〜5年の分割が可能です。契約して5年未満の場合は、工事費の残債がないか確認しておきましょう。 特に注意したいのが、「SoftBank光工事費サポートはじめて割」を利用している場合です。工事費の分割と同額の割引が入るキャンペーンですが、ソフトバンク光を解約すると、それ以降は適用されません。 そのため、これまで実質無料となっていた工事費が、ドコモ光への切り替えにより発生する可能性があります。
ソフトバンク光の違約金
ドコモ光への事業者変更が完了すると、ソフトバンク光は自動的に解約されます。そのため、乗り換え時期によっては、ソフトバンク光の違約金が発生します。 ソフトバンク光の違約金は、2年契約で10,450円、5年契約で16,500円です。更新月なら違約金なしで乗り換えられますが、更新月は2年契約で2年に1回、5年契約で5年に1回、3ヶ月間しか巡ってきません。 更新月を狙っての乗り換えは難しいので、違約金を補填してくれる代理店経由での申込がおすすめです。
ソフトバンク光の解約月の月額料金
ソフトバンク光の解約月・ドコモ光の初月にかかる料金は、どちらも日割りで請求されます。 しかし、ソフトバンク光のオプション料金は、日割りになりません。トータルの月額料金は、通常よりも高くなることが予想されます。
ドコモ光の事務手数料
ドコモ光の契約には、契約事務手数料の3,300円がかかります。契約事務手数料は、初回の月額料金に上乗せして請求されます。 そのため、切り替え工事は不要であり、インターネットが使えない期間もありません。申し込みから乗り換え完了までの期間も、最短2週間と他の手続きより短めです。 では、どのような方がドコモ光に乗り換えるべきなのでしょうか?ソフトバンク光とドコモ光の違いから、乗り換えるべき方を探ってみましょう。 ソフトバンク光とドコモ光の違いは、以下のとおりです。 ソフトバンク光とドコモ光は、同じ「光コラボモデル」のインターネットです。どちらもNTT回線を利用しており、最大速度やエリアに違いはありません。 月額料金はソフトバンクのほうが安いものの、その差もわずか200〜500円程度です。むしろ、携帯電話とのセット割のほうが1,100円と高額であり、通信料の合計により大きな影響を与えます。 そのため、ドコモの契約台数が多い場合はドコモ光が、ソフトバンクの契約台数が多い場合はソフトバンク光がおすすめです。 ドコモユーザーは、ドコモ光への乗り換えを積極的に検討してみましょう。 オプションなしでも現金15,000円キャッシュバック ▼ソフトバンク光からドコモ光へ乗り換える際の注意点 それぞれの内容を詳しく解説していきます。
➀ソフトバンクのスマホセット割が無くなる
ソフトバンク光を解約すると、スマホを毎月1,100円割引する「おうち割 光セット」が無くなります。 そのため、ソフトバンクユーザーがドコモ光に乗り換えると、通信料の合計が高くなる可能性があります。ドコモ光への乗り換えを検討する際は、携帯電話の料金も含めて比較しましょう。
②10ギプランには乗り換えできない
ドコモ光は1ギガプランのほかに、より安定した高速通信が利用できる「10ギガプラン」も提供しています。専用エリア内であれば契約できますが、事業者変更と同時の申し込みには対応していません。 そのため、ソフトバンク光からドコモ光の10ギガプランに切り替える場合は、一度ドコモ光の1ギガプランに乗り換え、それから10ギガプランに変更する必要があります。 事業者変更は工事不要のため、乗り換えにより新たな工事費がかかったり、インターネットが使えない期間が発生したりしません。 ドコモユーザーであればスマホとのセット割が組めるほか、ドコモからのdポイント還元・代理店からのキャッシュバックも受けられます。 ただし、乗り換えにはソフトバンク光の違約金がかかる可能性が高く、また10ギガプランへの事業者変更はできません。スマホとのセット割もソフトバンクからドコモに対象が変わるため、ドコモユーザー以外の乗り換えには注意が必要です。