スマホの所持率がアップし、スマホ決済の利用を始めるユーザーが多くなるにつれ、スマホ決済を導入しようと考える事業者も多いのではないでしょうか。ユーザーにとっては、お財布を持たずに買い物ができるほか、ポイント還元などのお得なメリットもあるので、今後ますますスマホ決済は普及していくと考えられています。 サービスや商品を提供する事業者の方は、スマホ決済の導入を決意して、検索していくうちに、この記事にたどり着いた方もいるかもしれません。実はスマホ決済は、それほど大きな設備を必要としないので、意外に簡単に導入できるのです。 本記事では、スマホ決済の導入を検討している事業者の方向けに、スマホ決済を選定する際に着目すべきポイントの解説をするほか、おすすめ9社を比較・紹介していきます。この機会にスマホ決済の導入を本格的に検討してみてはいかがでしょうか? 参考:今すぐの導入がおトク!キャッシュレス化で得られる6つのメリット なお、重要度を客観化するために既存のスマホ決済を紹介したサイト7個を調査し、出現頻度をスコアリングしました。出現頻度の高い順に掲載しているので、この記事を読めば効率よく良質なスマホ決済を探すことができます。 ※出現頻度が同数の場合は、アルファベット順に掲載しています。日本語名については、ローマ字表記で判断しています。
スマホ決済の導入を検討する前に
スマホ決済に必要な決済機器に応じて、2つのタイプに分けられます。自社に合うのは以下のタイプのどちらなのか、事前に検討しておきましょう。
スマホ決済の導入を検討する前に1.クレジットカード決済対応型タイプ2.QR決済メイン型タイプ導入を検討する前にどちらのタイプが必要か検討しようスマホ決済を検討するときに着目すべき2つのポイントポイント1. 手数料、入金サイクルなどが、自社に合うか検討する ポイント2. 導入期間や必要な機器を確認する楽天ペイ/楽天ペイメント株式会社Airpay/株式会社リクルートライフスタイルLINE Pay/LINE Pay株式会社PayPay/PayPay株式会社Square/Squareup Pte. Ltd.STORES(旧:Coiney)/コイニー株式会社メルペイ/株式会社メルペイd払い/株式会社NTTドコモOrigami Pay※2020年サービス終了予定/株式会社Origami
1.クレジットカード決済対応型タイプ
1つ目は、クレジットカード決済対応型です。磁気・ICチップ・非接触ICカードに対応するクレジットカード決済端末を導入すれば、電子マネー決済、QR決済など今後普及が見込まれる決済も利用できることが特長です。
2.QR決済メイン型タイプ
2つ目は、QR決済がメインのスマホ決済です。特に機器を必要としないのがメリットですが、QR決済のみ対応しているものが多いことに注意が必要です。導入側はサービス提供会社から送られてくる初期キットなどを設置するだけで使用できる手軽さが利点です。 参考:QRコード決済で国内顧客だけでなくインバウンド対策も!主要サービス5社を徹底比較
導入を検討する前にどちらのタイプが必要か検討しよう
お試しでスマホ決済サービスを導入してみたい場合は、手軽に導入できるQR決済がメインのサービスを導入してみるのが良いでしょう。反対に、一度にまとめてキャッシュレスサービスを導入したい方は、取り扱い決済手段の数の多さでサービスを選定しましょう。なお、導入するサービスによって、対応できるブランドに差があるので注意してください。 海外観光客を取り込みたいなら、AliPayやWeChatPayなどのインバウンド向けのブランドに対応しているところを選びましょう。また電子マネー決済は交通系電子マネー・流通系電子マネー(nanacoやWaon等)など多数のブランドがあるので、どのブランドを導入したいかをしっかりとチェックしてください。 必ずしも全ての決済に対応する必要はありませんが、自社の顧客層が求める決済サービスを見極め、売上アップに繋げましょう。 参考:【2020年版】スマホ決済大手7社比較!今から導入する決済方法は?|ebisumart MEDIA 決済端末導入前に確認!レジのキャッシュレス化で比較すべきポイント|Have a good Cashless(三井住友カード)
スマホ決済を検討するときに着目すべき2つのポイント
ポイント1. 手数料、入金サイクルなどが、自社に合うか検討する
はじめに、費用を試算しましょう。初期費用や月額費用、決済手数料、入金サイクル、売上の振込手数料の確認も大切です。
初期費用や月額費用
専用の決済システムや端末を導入する場合には、初期費用がかかったり、レンタル扱いになり月額費用がかかる場合があります。
決済手数料
決済手数料は、決済のたびにかかるランニングコストになります。決済手段やブランドによって異なりますのでじっくりと確認してください。期間限定ではあるものの、「決済手数料が無料」といったお得なキャンペーンを展開しているサービスもあるので、チェックしてみましょう。
入金サイクル・振込手数料
長期的に利用する場合、「翌日入金」と「月2回入金」では入金のタイミングが大きく変わるため、資金繰りにも影響します。早ければ良いとは限らず、入金のたびに振込手数料がかかる場合には、まとめて入金のほうが望ましい場合もあります。 「指定の銀行への振り込みなら振込手数料無料」などの条件がある場合もあるので、導入の際は自社のメインバンクや入金先の銀行に有利な条件のサービスを選ぶようにしてください。 iPadまたはiPhoneにしか対応していないものや、古いスマホやタブレットには対応していないこともあり得るので、用意する端末の種類やバージョンのチェックも必須です。 参考:【最新版!】おすすめのスマホ決済6社を徹底比較!起業LOG
ポイント2. 導入期間や必要な機器を確認する
スマホ決済を導入するまでにかかる日数も重要なポイントです。最短当日から利用可能なサービスもあれば、導入まで1ヵ月程度かかる会社もあります。また希望する決済手段によって、導入の仕方も変わるので、いつから使用できるか、導入に必要な手順などの詳細は必ず問い合わせておきましょう。 前述したように、クレジットカード決済対応型を導入する場合、カードリーダーなどの専用端末が必要になります。新規加入を促進するため、端末費用が実質0円のところもありますので、チェックしてみてください。 また、売上を管理するためにスマホやタブレットなどのモバイル端末を自社で用意する必要がある場合もあります。自社にあるもので対応可能なのか、新たに購入するのか、あらかじめ検討しておきましょう。
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